<![CDATA[ブログ]]> https://tokuabe.com/blog/ Thu, 17 Sep 2026 18:29:54 +0900 Thu, 17 Sep 2026 16:48:00 +0900 CMS Blue Monkey http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss <![CDATA[5S活動を継続するには?写真記録と社内コンテストで改善を見える化]]> https://tokuabe.com/blog/2026/09/17/166

5S活動を始めたものの、次第に取り組みがマンネリ化してしまう。
整理整頓や清掃は続けているものの、何のために行っているのか分からなくなっている。
このような課題を抱えている職場もあるのではないでしょうか。

5S活動は、一度職場をきれいにすれば完了するものではありません。
業務内容や設備、働く人が変われば、使いやすい職場の形も変化します。
そのため、改善前後の状態を記録し、成果を共有しながら、定期的に見直していくことが重要です。

特殊阿部製版所では、日々の整理整頓や清掃に加え、年2回「5Sコンテスト」を開催しています。
コンテスト当日は1日かけて各拠点の現場を回り、社員同士で改善箇所を相互にチェックします。
各チームの発表をすべて確認したうえで、年間を通じて最も優れた改善を行ったチームを選出し、表彰しています。
今回は、5S活動の基本と、活動を一過性のものにせず継続するための当社の取り組みをご紹介します。

目次
1. 5S活動とは?
2. 5S活動が続かなくなる理由
3. 特殊阿部製版所では年2回、5Sコンテストを開催
4. 5Sコンテストで重視する3つの視点
5. 5S活動は安定したものづくりを支える土台
6. まとめ

5S活動とは

5Sとは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の頭文字を取った言葉です。


5S活動というと、職場の清掃や片づけを思い浮かべることが多いかもしれません。
しかし、本来の目的は見た目をきれいにすることだけではありません。
必要な物を探す時間を減らす、作業や移動の妨げになる物を取り除く、誰が見ても正しい状態が分かるようにするなど、
日常業務の中にあるムリ・ムダ・ムラを見直す活動です。

製造業における5S活動は、作業効率や安全性、品質の安定を支える基礎の一つです。

5S活動が続かなくなる理由

多くの職場で行われている5S活動ですが、活動すること自体が目的になると、次第に形骸化してしまいます。
例えば、物をきれいに並べても、使う場所から遠ければ作業のムダは減りません。収納方法を細かく決めても、
元に戻すのに手間がかかれば、その状態を長く維持することは難しくなります。

また、改善後の状態に慣れると、以前どのような問題があったのかを思い出しにくくなります。
改善前の記録が残っていなければ、何が変わったのかを振り返ることもできません。

5S活動を継続するためには、次の点を明確にする必要があります。

  • 改善前にどのような問題があったのか
  • 何を目的として改善したのか
  • 改善によって何が変わったのか
  • 改善後の状態を無理なく維持できるか
  • 新たな不便や問題が生まれていないか

「きれいになった」で終わらせず、仕事がしやすくなったか、安全性が高まったかという視点で確認することが重要です。


特殊阿部製版所では年2回、5Sコンテストを開催

当社では、5S活動を継続的に行うため、年に2回、社内で5Sコンテストを開催しています。
各チームが期間中に取り組んだ改善について、改善前の課題、実施した内容、工夫した点、改善後の変化などを発表します。
すべての発表を確認した後、最も優れた改善を行ったチームを選出し、表彰しています。
コンテストという定期的な発表の機会を設けることで、日常業務の中で感じた小さな不便や危険を放置せず、具体的な改善につなげています。

会議室ではなく、実際の現場で発表

5Sコンテスト当日は、会議室で資料を見るだけではありません。
参加者が本社や営業所の現場を実際に回り、改善した場所を確認しながら担当チームの発表を聞きます。
確認するのは製造現場だけではなく、事務所、会議室、玄関、トイレ、発送室など、社員が働く場所やお客様をお迎えする場所も対象になります。

実際の場所で確認することで、写真や文章だけでは分かりにくい作業動線、物の取り出しやすさ、表示の見やすさなどを具体的に検討できます。
一見すると単なる配置変更に見えても、その背景には安全性への配慮や、作業時間を短縮するための工夫があるかもしれません。
改善を行ったチームから直接説明を聞くことで、変更した内容だけでなく、その理由まで社内で共有できます。

改善の始まりは何気ない一言から

5S活動の本質を考えるうえで、次のような場面を想像すると分かりやすいかもしれません。
ある職場では、備品を元の場所へ戻しやすくするため、収納棚に一つずつラベルを貼りました。
名称を大きく印刷し、色も分けました。改善を担当した人は、これなら誰でも迷わないだろうと考えていました。

ところが数日後、別の人が棚の前で立ち止まっていました。
「このラベルは、上の箱と下の箱のどちらを指しているのでしょうか」
言われて見直すと、ラベルは二つの箱のちょうど中間に貼られていました。
作った本人には分かっていても、初めて見る人には判断できません。
そこでラベルの位置を変更し、どの箱を示しているのか分かるように表示を統一しました。

「表示があること」と「表示を見れば分かること」は、同じではありません。
改善した本人は、すでに正解を知っています。
そのため、自分では分かりにくさに気づけないことがあります。
別の人が立ち止まったり、尋ねたりした瞬間は、失敗ではありません。
それまで見えなかった課題を教えてくれる、次の改善への入口です。

活動前後を写真で記録

5Sコンテストでは社内のさまざまな場所を確認するため、対象となる項目も多岐にわたります。
改善後の状態だけを見ても、以前どのような問題があり、何が変わったのか分からないことがあります。
そこで当社では、改善が必要な場所をあらかじめ写真で記録し、改善後も同じ場所を撮影しています。
コンテスト当日は、改善前の写真を実際に改善した場所へ掲示します。
参加者は写真と現在の状態を見比べながら、どこがどのように変わったのかを確認します。

改善前後を写真で残すことで、次のことが分かりやすくなります。

  • 改善前にどのような問題があったか
  • どこを変更したのか
  • 改善によってどのような変化が生まれたか
  • 改善の目的に合った状態になっているか

表示方法や置き場所の見直しなど、小さな変化も、写真で比較すれば具体的な成果として確認できます。

過去の活動をアーカイブ化

改善前後の写真や発表内容は、5Sコンテスト終了後も確認できるよう、社内でアーカイブ化しています。
過去の活動を残す目的は、記録を保管することだけではありません。
以前行った工夫を別のチームが参考にしたり、一度改善した場所が現在も使いやすい状態を保てているか確認したりするために活用します。

実際に使い続けることで、改善直後には分からなかった問題が見つかることもあります。
業務内容や使用する人が変われば、以前は使いやすかった配置が、現在の仕事には合わなくなる可能性もあります。

過去の記録と現在の状態を比較することで、改善の効果が継続しているかを確認し、必要に応じて再び見直すことができます。

前回の指摘への対応も発表

当社の5Sコンテストでは、今回新たに行った改善だけでなく、前回のコンテストで寄せられたコメントや指摘についても発表します。
指摘を受けてどのように検討したのか、追加の改善を行ったのか、その後の状況とあわせて共有します。

ただし、寄せられた意見をすべてそのまま採用すればよいとは限りません。
実際にその場所を使っているチームには、外から見ただけでは分からない業務上の事情があります。
そのため、意見を受けた後は、使いやすさ、安全性、業務の流れなどを改めて検討します。
検討した結果、現在の運用を継続する場合には、その理由も説明します。

このように、

  1. 改善を行う
  2. 現場で発表する
  3. 意見や指摘を記録する
  4. 使用するチームが内容を検討する
  5. 必要に応じて再改善する
  6. 次回のコンテストで結果を共有する

という流れを繰り返すことで、5S活動を次の改善へつなげています。



5Sコンテストで重視する3つの視点

当社の5Sコンテストでは、主に「独創性」「継続性」「費用対効果」の3つの視点から改善内容を確認しています。

独創性

現場の課題に合わせた工夫があるかを確認します。
高価な設備を導入することだけが改善ではありません。身近な物の使い方や配置を見直すことで、現場ならではの改善が生まれることもあります。

継続性

改善後の状態を無理なく維持できるかを確認します。
特定の人にしか分からない方法や、元に戻すのに手間がかかる仕組みでは、長く続かない可能性があります。
誰にでも分かりやすく、日常業務の中で維持できることが重要です。

費用対効果

改善に必要な費用や手間に対して、作業効率、安全性、使いやすさなどの効果が得られているかを確認します。
大がかりな変更だけでなく、小さな費用と工夫で業務上の課題を解決した取り組みも評価します。

5S活動は安定したものづくりの土台

5S活動だけで製品の品質が決まるわけではありません。
しかし、必要な物が正しく管理され、作業しやすい環境が保たれていることは、安全で安定したものづくりを続けるための基本の一つです。
また、職場の小さな変化や異常に気づく習慣は、設備や作業環境の状態を確認することにもつながります。

特殊阿部製版所では、日常の整理整頓や清掃に加え、年2回の5Sコンテスト、改善前後の写真記録、過去の活動のアーカイブ化、
前回の指摘に対する振り返りを通じて、継続的な職場改善に取り組んでいます。



まとめ

5S活動を継続するためには、整理整頓を呼びかけるだけでなく、改善を記録し、共有し、評価する仕組みが必要です。
当社では、改善前の状態を写真に残し、コンテスト当日に実際の現場で改善後の状態と比較しています。
さらに、過去の活動をアーカイブ化し、前回寄せられたコメントや指摘への対応も発表しています。
一度改善して終わりにするのではなく、使いながら見直し、次の改善へつなげていく。
その積み重ねが、安全で働きやすい職場と、安定したものづくりを支える土台になると考えています。
特殊阿部製版所は、これからも日々の小さな気づきを大切にし、より良い職場環境づくりに取り組んでまいります。

当社の5Sコンテストの進め方や、写真記録・アーカイブを活用した改善の見える化など、5S活動の取り組みについて詳しく知りたい方は、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。


 
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Thu, 17 Sep 2026 16:48:00 +0900
<![CDATA[【新資料】ドライオフセット印刷のための正しい入稿データの作り方 を公開しました]]> https://tokuabe.com/blog/2026/08/21/164 新資料公開のお知らせ

ドライオフセット印刷の為の正しい入稿データの作り方

弊社ホームページにて、新しい電子ブック 「ドライオフセット印刷用 正しい入稿データの作り方」 を公開いたしました。
ドライオフセット印刷では、色ごとの版製作や展開図、多色印刷時の位置精度など、パッド印刷とは異なる確認事項があります。入稿データに不備があると、製版前の確認や修正が必要となり、納期や印刷品質へ影響する場合があります。

本資料では、製版担当者が実際に確認しているポイントをもとに、入稿前に押さえておきたい内容を分かりやすくまとめました。

主な掲載内容

  • ドライオフセット版製作の流れ
  • 製版担当が確認するポイント
  • 推奨する入稿データ形式
  • 展開図・分色・グラデーションなどの注意点
  • QRコード・バーコード作成時のポイント
  • よくある入稿トラブルと対策
  • 入稿前チェックリスト

このような方におすすめです

  • ドライオフセット印刷用データを作成されるデザイナー・設計ご担当者様
  • 製版前の修正や確認をできるだけ減らしたい方
  • 多色印刷のデータ作成ルールを知りたい方
  • 入稿品質を向上させ、スムーズに製版を進めたい方

入稿前のチェックポイントを事前に確認することで、不要なデータ調整や確認作業を減らし、スムーズな製版と安定した印刷品質につながります。

ぜひ、日々のデータ作成や入稿前の確認資料としてご活用ください。

資料はこちらからご覧いただけます

電子ブックリンク

 

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Fri, 21 Aug 2026 08:59:42 +0900
<![CDATA[【ブログ】新しくブログ記事を2本UPしました!]]> https://tokuabe.com/blog/2026/08/21/163 新しくブログ記事を2本公開しました!

特殊印刷に関するお役立ち情報として、新しいブログ記事を2本公開しました。

夏になると版残りが増えるのはなぜ?
高温がパッド印刷の転写に与える影響

「朝は問題なく印刷できていたのに、午後になると版残りが増える」
「シリコンパッドを交換しても症状が改善しない」

このような夏場の版残りには、高温によるインキの状態変化が関係している場合があります。

本記事では、パッド印刷において適度な溶剤の揮発が必要となる理由や、気温の上昇によって版からシリコンパッドへの転写が不安定になる仕組みを解説しています。

版やシリコンパッドだけでなく、工場内の温度・湿度、インキを調合してからの経過時間、ワークの温度など、トラブル発生時に確認したいポイントもご紹介しています。

「夏になると版残りが増えるのはなぜ?高温がパッド印刷の転写に与える影響」を読む

こんなことも聞けます!
特殊阿部製版所のAIチャットボット

特殊阿部製版所のホームページには、パッド印刷、ドライオフセット印刷、ホットスタンプ、製版、シリコンパッド、治具などについて質問できるAIチャットボットを設置しています。

本記事では、AIチャットボットで調べられる内容や具体的な質問例、回答を見つけやすくする質問のコツをご紹介しています。

「問い合わせる前に基本的な情報を知りたい」
「ホームページのどこに必要な情報があるのかわからない」
「印刷トラブルについて、まず確認すべき点を整理したい」

そのようなときに、特殊印刷に関する情報収集の入口としてご活用いただけます。

「こんなことも聞けます!特殊阿部製版所のAIチャットボット」を読む

印刷トラブルの原因確認や、製品・技術について調べる際に、ぜひお役立てください。

 

さらに、電子ブックではブログでは語り切れなかった情報や具体例を収録しております。
より深く知りたい方は、是非電子ブックもあわせてご覧ください。

※電子ブックを閲覧するためには、ご登録が必要になります。

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Fri, 21 Aug 2026 08:59:35 +0900
<![CDATA[こんなことも聞けます! 特殊阿部製版所のAIチャットボット]]> https://tokuabe.com/blog/2026/08/18/162

パッド印刷やドライオフセット印刷では、版、インキ、シリコンパッド、被印刷物の材質、作業環境など、
さまざまな要素が印刷結果に影響します。

トラブルが起きたときに、

「何から確認すればよいのかわからない」
「製品について少しだけ調べたい」
「ホームページのどこに情報があるのかわからない」

と感じることはありませんか。

特殊阿部製版所のホームページには、特殊印刷に関する情報を調べられるAIチャットボットを設置しています。
基本的な疑問を確認したいときや、担当者へ相談する前に情報を整理したいときなどに、ぜひご活用ください。

目次
1. 特殊印刷について、こんなことで困っていませんか?
2. AIチャットボットで出来ること
3. こんな質問をしてみてください
4. 回答を見つけやすくする質問のコツ
5. 担当者への相談が必要な場合
6. まずはAIチャットボットに質問してみてください

特殊印刷について、こんなことで困っていませんか?

特殊印刷について調べようとしても、適切な検索用語がわからず、必要な情報になかなかたどり着けないことがあります。

たとえば、次のような場面です。

  • 印刷不良が発生したが、原因の見当がつかない
  • シリコンパッドや版の選び方を知りたい
  • 使用している資材の特徴を確認したい
  • 印刷したい素材に適した印刷方法を調べたい
  • 入稿できるデータ形式や注意点を知りたい
  • 製品ページや技術資料を探している
  • 担当者へ問い合わせる前に、相談内容を整理したい
  • 問い合わせるほどではないが、少しだけ確認したい

このような「まずは情報を集めたい」というときに役立つのが、AIチャットボットです。

 

AIチャットボットでできること

AIチャットボットでは、パッド印刷、ドライオフセット印刷、ホットスタンプ、製版、
シリコンパッド、治具などに関する質問を入力できます。
画面に表示されている「AIに質問」をクリックし、知りたい内容を普段お使いの言葉で入力してください。

専門用語がわからない場合も、困っていることをそのまま入力していただけます。
質問内容に応じて、特殊阿部製版所のホームページに掲載している製品情報や技術情報をご案内します。

また、AIチャットボットとのやり取りを通じて、担当者へ相談する際に伝えるべき条件や、
確認しておきたい項目を整理することもできます。


こんな質問をしてみてください

AIチャットボットには、たとえば次のような質問ができます。

シリコンパッドについて

  • シリコンパッドの形状は、どのように選びますか?
  • 新品のシリコンパッドで転写しにくいのはなぜですか?
  • シリコンパッドの硬度によって何が変わりますか?
  • シリコンパッドの寿命はどう判断するの?

版について

  • 金属刻印と彫刻ラバー版のちがいは?
  • 使用済みのスチール版は再利用できますか?
  • パッド印刷版の深度は印刷にどのような影響を与えますか?
  • ドライオフセット版はどのように保管すればよいですか?

印刷トラブルについて

  • パッド印刷で版残りが発生する原因は何ですか?
  • デザインが欠けてしまう原因は何ですか?
  • 印刷にピンホールが発生した場合、何を確認すればよいですか?
  • 箔が綺麗に密着しない原因は?

印刷方法や入稿について

  • PPへの印刷には前処理が必要ですか?
  • 円筒形状の内側にも印刷できますか?
  • Illustrator以外のデータでも入稿できますか?
  • 見積もりを依頼するときは、どのような情報が必要ですか?

質問内容が完全にまとまっていなくても構いません。まずは、現在気になっていることから入力してみてください。

 

回答を見つけやすくする質問のコツ

質問は、対象や症状を具体的にすると、必要な情報を探しやすくなります。

たとえば、「パッドについて教えてください」という質問よりも、
「パッド印刷用シリコンパッドの硬度による違いを教えてください」
と入力するほうが、知りたい内容が明確になります。

印刷トラブルについて調べる場合は、次のような情報を加えてみてください。

  • 印刷方法
  • 被印刷物の材質
  • 使用している版やシリコンパッド
  • 発生している症状
  • 症状が発生するタイミング
  • 作業場所の温度や湿度
  • すでに試した対策

たとえば、

「印刷がうまくいきません」

ではなく、

「パッド印刷で、午後になると版にインキが残ります。作業場所の温度は30℃前後です」

と入力すると、確認すべきポイントが伝わりやすくなります。
また、一度に複数の内容を質問するよりも、「考えられる原因」「確認する項目」「対策」
のように、質問を分けながら進めるのがおすすめです。

 

担当者への相談が必要な場合

AIチャットボットは、特殊印刷に関する情報収集や、疑問点を整理するための機能です。個別の印刷条件に応じた最終的な判断を行うものではありません。

次のような場合は、弊社の営業担当者または技術スタッフへご相談ください。

  • 製品形状に合うシリコンパッドを選定したい
  • 被印刷物に適したインキや前処理を判断したい
  • 発生している印刷不良の原因を特定したい
  • 図面や現物を確認しなければ判断できない
  • 特注品の製作可否を確認したい
  • 試作や量産について相談したい
  • 正式な見積金額や納期を確認したい

図面、製品仕様、個別の取引内容などを含むご相談は、AIチャットボットへ入力せず、お問い合わせフォームからお送りください。

AIチャットボットで疑問点を整理してからお問い合わせいただくと、現在の状況や相談したい内容を、より具体的にお伝えいただけます。

 

まずはAIチャットボットに質問してみてください

「少しだけ確認したい」
「どこを調べればよいかわからない」
「問い合わせる前に基本的な情報を知りたい」

そのようなときは、ホームページに表示されている「AIに質問」から、AIチャットボットをご活用ください。

入力方法は簡単です。

  1. 画面右下の「AIに質問」をクリックする
  2. 知りたいことや困っていることを入力する
  3. 表示された回答や関連情報を確認する

AIチャットボットだけでは解決できない場合は、弊社スタッフがご相談を承ります。
特殊印刷に関する疑問を解決する最初の窓口として、どうぞお気軽にご利用ください。


 


 
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Tue, 18 Aug 2026 13:18:05 +0900
<![CDATA[夏になると版残りが増えるのはなぜ?高温がパッド印刷の転写に与える影響]]> https://tokuabe.com/blog/2026/08/18/161

前回の記事では、夏になるとインキやワーク、版などの状態が変化し、印刷条件そのものが変わることをご紹介しました。
その中でも、弊社へ特に多く寄せられるご相談が「版残り」です。
「朝は問題なく印刷できていたのに、午後から版残りが増えた。」
「パッドを新品にしても症状が変わらない。」
このような現象は、夏場によく見られます。

版残りが発生すると、シリコンパッドの劣化と考えがちですが、実際には高温によってインキの状態が変化していることが原因の場合も少なくありません。

今回は、夏場に版残りが起こりやすくなる理由について解説します。

目次
1. そもそも「版残り」とは?
2. パッド印刷は「適度な揮発」が重要です
3. 夏になると何が起こるのでしょうか
4. 午後になると版残りが増える理由
5. 「シリコンパッドが悪い」と決めつける前に確認したいこと
6. まとめ

そもそも「版残り」とは?

パッド印刷では、版のエッチング部分に入ったインキをシリコンパッドが受け取り、ワークへ転写します。
正常な状態では、版のエッチング部からインキが均一に持ち上がり、きれいにワークへ転写されます。
しかし、何らかの原因でインキが版に残ってしまうことがあります。
これが「版残り」です。

版残りが発生すると、

  • 印刷が欠ける
  • ベタ部分が抜ける
  • 線が細くなる
  • 印刷濃度が安定しない

といった不良につながります。


梅雨では「水分」が問題になります。
一方、真夏では「温度」によって材料そのものの状態が変化することが、大きな違いです。
つまり、同じ「夏場の印刷トラブル」でも、そのメカニズムは全く異なります。

パッド印刷は「適度な揮発」が重要です

「揮発が早い=悪い」と思われることがありますが、実はそうではありません。
パッド印刷では、インキがシリコンパッドへ転写しやすい状態になることが重要です。 
版の中にあるインキは、ドクターブレードで掻いた後に表面の溶剤が少し揮発することで、
シリコンパッドがインキを受け取りやすい状態になります。

つまり、

  • 全く溶剤が揮発していない状態でも転写しにくい
  • 揮発しすぎても転写しにくい

という特徴があります。

ここで重要なのは、「乾けば乾くほど良い」というわけではないということです。
例えば、スクリーン印刷やオフセット印刷では、印刷後にインキが速やかに乾燥することが重要になります。
一方、パッド印刷では、版からシリコンパッドへ転写する前に、インキが最適な状態になっていることが重要です。
そのため、乾燥不足でも転写できず、乾燥しすぎても転写できません。

適度に溶剤が揮発し、シリコンパッドが最もインキを受け取りやすい状態を保つことが、安定した印刷品質につながります。
夏場は高温の影響でこの変化が想定より早く進むため、版残りなどの印刷不良が発生しやすくなります。


夏になると何が起こるのでしょうか

夏場は気温が高くなることで、インキに含まれる溶剤が通常より早く揮発します。
すると、版の上では次のような変化が起こります。

高温

溶剤が早く揮発する

インキ表面が想定より早く乾く

シリコンパッドがインキを受け取りにくくなる

版残りが発生する

この現象は、印刷速度やインキの種類、工場内温度など、さまざまな条件が重なることでさらに顕著になります。


 

午後になると版残りが増える理由

例えば、朝は25℃だった工場内が、午後には35℃近くまで上昇したとします。
印刷機の設定は変えていません。
版も同じです。
シリコンパッドも交換していません。
それでも午後になると版残りが増えることがあります。

これは、印刷機が変わったのではなく、インキの状態が変わったためです。
時間の経過とともに溶剤は揮発し、さらに気温も上昇することで、朝とは異なる転写条件になってしまいます。

さらに、午後になると変化するのは気温だけではありません。
印刷機本体、版、シリコンパッド、インキ、ワークなども少しずつ熱を持ち始めます。

つまり、印刷条件は一つだけが変化しているのではなく、複数の条件が同時に変化しているのです。
そのため、「昨日と同じ設定」「午前中と同じ設定」のつもりでも、午後になると版残りが発生することがあります。

 

「シリコンパッドが悪い」と決めつける前に確認したいこと

版残りが発生すると、「シリコンパッドを交換しよう」と考えることがあります。
もちろん、版やパッドが原因となるケースもあります。
しかし夏場は、それだけではありません。

まずは次の点も確認してみてください。

□ 工場内温度は朝と比べて上がっていないか

午後だけ不良が増える場合は、気温との関係も疑ってみましょう。

□ 湿度は朝と比べて下がっていないか

エアコンを使っている場合は、湿度が急激に低下していないか確認しましょう。

□ インキはいつ調合したか

朝に調合したインキを、そのまま午後も使用していませんか。

時間の経過とともにインキの状態は変化します。

□ ワークが熱くなっていないか

成形直後や直射日光が当たる場所に置かれていたワークは、想像以上に高温になっていることがあります。

□ 不良が発生した時間を記録しているか

「午後からだけ発生する」

「30℃を超えると増える」

このような傾向が分かるだけでも、不良原因を切り分ける大きなヒントになります。

まとめ

夏場の版残りは、高温の影響によってインキの状態や転写条件が変化することで発生しやすくなります。
現場では、版残りが発生すると、まずインキの希釈や粘度の調整、送風や乾燥条件の見直し、
シリコンパッドの状態確認などを行うことが一般的です。

それでも改善しない場合は、工場内の温度やワーク温度、インキを調合してからの経過時間など、夏特有の環境変化にも目を向けてみてください。

また、版残りは一つの原因だけで発生することは少なく、インキ・温度・湿度・印刷条件など、
複数の要因が重なることで発生するケースがほとんどです。 
「昨日と同じ条件」「午前中と同じ条件」のつもりでも、実際には印刷環境は大きく変化しています。

トラブルが発生した際は、印刷条件だけでなく、工場内温度・湿度、不良が発生した時間などもあわせて記録しておくことで、原因の切り分けがしやすくなります。

夏場は機械だけでなく、印刷環境そのものを管理することが、安定した品質につながる重要なポイントです。


 


 
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Tue, 18 Aug 2026 13:17:57 +0900
<![CDATA[【新資料】パッド印刷のための正しい入稿データの作り方 を公開しました]]> https://tokuabe.com/blog/2026/07/24/160 新資料公開のお知らせ

パッド印刷の為の正しい入稿データの作り方

このたび弊社では、新しいお役立ち資料

「パッド印刷のための正しい入稿データの作り方」

を公開いたしました。

パッド印刷用の版を製作する際、入稿データの内容によっては、確認や修正が必要となり、製版開始までに時間がかかる場合があります。

本資料では、製版担当が実際に確認しているポイントをもとに、スムーズに版製作へ進めるための入稿データ作成方法を、図解を交えながら分かりやすく解説しています。

主な掲載内容

  • 正しい入稿データとは
  • 原寸(1:1)・アウトライン・エッチング範囲の基本
  • 推奨するデータ形式とIllustratorデータ作成時の注意点
  • パッド印刷特有の入稿時の注意事項
  • よくある入稿トラブルとその対策
  • 入稿前に確認できるチェックリスト

また、単に「こうしてください」という説明だけではなく、

  • なぜそのルールが必要なのか
  • 実際にどのようなトラブルが起きるのか
  • 製版担当はどこを確認しているのか

についても、実例を交えながら解説しています。

このような方におすすめです

  • パッド印刷用データを初めて作成する方
  • Illustratorでデザインデータを作成される方
  • 入稿後の確認や修正を減らしたい方
  • 製版をスムーズに進めたい方
  • 社内で入稿ルールを共有したい方

入稿データの品質は、納期や印刷品質、製版工程の効率にも大きく影響します。
ぜひ、日々のデータ作成や入稿業務にお役立てください。

資料はこちらからご覧いただけます

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Fri, 24 Jul 2026 11:22:07 +0900
<![CDATA[【ブログ】新しくブログ記事を2本UPしました!]]> https://tokuabe.com/blog/2026/07/23/159 新しくブログ記事を2本公開しました!

このたび、特殊印刷の現場で梅雨時期から夏にかけて注意したいテーマを取り上げたブログ記事を2本公開しました。

今回は、夏の高温が印刷品質へ与える影響と、梅雨時期に見直したいドライオフセット樹脂版の保管・洗浄・取り扱いについて解説しています。

①夏の暑さで印刷品質は変わる?特殊印刷で知っておきたい高温の影響

夏になると、「午前中は問題なかったのに、午後から版残りや欠けが増えた」「昨日と同じ条件なのに、色や転写が安定しない」といった印刷トラブルが起こることがあります。

その原因は、印刷機の設定だけではなく、工場内の温度上昇によって、インキやシリコンパッド、樹脂版、ワークなどの状態が変化していることにあるかもしれません。

記事では、梅雨時期の「水分」による影響と、真夏の「温度」による影響の違いを整理しながら、夏場に確認したい次のポイントを解説しています。

  • インキを調合した時間
  • ワーク自体の温度
  • 不良が発生した時間帯
  • 工場内の温度変化
  • 夏場に発生しやすい版残り、欠け、色ムラ、転写率低下

印刷機の条件を変えていないにもかかわらず、時間帯によって印刷品質が変化する場合の原因究明に役立つ内容です。

②ドライオフセット樹脂版は湿気で傷む?梅雨時に見直したい保管・洗浄・取り扱いの注意点

ドライオフセット樹脂版の寿命は、単純な印刷枚数だけでは決まりません。

版の着脱回数、洗浄方法、使用するインキ、保管環境など、さまざまな要因が積み重なって版の状態に影響します。

特に梅雨時期は、高湿度や温湿度の変化によって、結露や洗浄後の乾燥不足などが起こりやすくなります。

記事では、樹脂版の寿命を左右する主な要因として、次の内容を解説しています。

  • 版の着脱によるピン穴の変形
  • 洗浄剤や洗浄方法による版への負担
  • 細線や小さな点、ベタ部の角などの欠け
  • 白インキやメタリックインキによる摩耗
  • 高温多湿や結露を避ける保管方法
  • 樹脂版に適した洗浄剤の選び方
  • 強く擦らないなど、日常の取り扱い上の注意点

「最近、版の持ちが悪くなった」「細線やベタ部が欠けやすい」と感じている方に、保管・洗浄・使用方法を見直すきっかけとしてご覧いただきたい内容です。

特殊印刷の品質を安定させるためには、印刷機の設定だけでなく、季節によって変化する作業環境や材料の状態まで含めて管理することが重要です。

ぜひ、日々の印刷条件の確認や、樹脂版の管理にお役立てください。

 

ドライオフセット樹脂版は湿気で傷む?梅雨時に見直したい保管・洗浄・取り扱いの注意点

夏の暑さで印刷品質は変わる? 特殊印刷で知っておきたい高温の影響

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Thu, 23 Jul 2026 17:42:24 +0900
<![CDATA[ドライオフセット樹脂版は湿気で傷む?梅雨時に見直したい保管・洗浄・取り扱いの注意点]]> https://tokuabe.com/blog/2026/07/23/157

「樹脂版の寿命はどれくらいですか?」

お客様から、このようなご質問をいただくことがあります。しかし実際には、樹脂版の寿命は「○万ショット印刷できる」と単純に決められるものではありません。
版の取り付け回数や印刷条件、使用するインキ、洗浄方法、保管環境など、さまざまな要因が複雑に影響し合うためです。
特に梅雨時は、湿気や温湿度変化によって保管環境が変化しやすく、樹脂版の状態にも影響を及ぼす可能性があります。

今回は、樹脂版の寿命を左右する要因と、梅雨時に見直したい保管・洗浄・取り扱いについて解説いたします。

目次
1. 樹脂版の寿命は印刷数だけでは決まらない
2. 湿気そのものよりも「保管環境の変化」に注意
3. 洗浄方法によって樹脂版の寿命は変わる
4. 白インキやメタリックインキは摩耗しやすい
5. 樹脂版を長持ちさせるためのチェックポイント
6. まとめ

樹脂版の寿命は印刷数だけでは決まらない

樹脂版の寿命を考える際、「何枚印刷したか」だけに目が向きがちですが、実際にはそれだけでは判断できません。

例えば、同じ総印刷数であっても、

  • 小ロットを繰り返し、版の着脱回数が多い場合
  • 長時間連続運転で版を取り付けたまま使用する場合

では、版にかかる負荷は大きく異なります。

弊社でも、樹脂版の寿命へ大きく影響する要因として、主に次の4つを挙げています。

  • 版セット時の引張応力によるピン穴の変形
  • 洗浄溶剤によるダメージ(ラッカーシンナーや水溶性の希釈剤等) 
  • インキ顔料による摩耗 (特に白やメタリック色等)
  • 使用条件や運用方法の違い

版を取り外して見当合わせを繰り返すことで、ピン穴は徐々に変形していきます。ベースはスチール製のため、一度変形すると元には戻りません。

また、洗浄方法や使用するインキによっても版の寿命は変化します。そのため、「印刷枚数だけ」で寿命を判断することは難しいのです。


湿気そのものより「保管環境の変化」に注意

梅雨時になると、「湿気で樹脂版は傷みますか?」というご質問をいただくことがあります。
実際のところ、湿気だけで樹脂版が劣化すると断言できるわけではありません。
しかし、フォトポリマー版全般では、高湿度環境や急激な温湿度変化を避け、一定の環境で保管することが推奨されています。

梅雨時は、

  • 保管場所の湿度上昇
  • 夜間と日中の温度差
  • 結露の発生
  • 洗浄後の乾燥不足

などが重なり、版の保管環境が悪化しやすくなります。

そのため、版そのものだけでなく、保管状態や取り扱い方法まで含めて見直すことが重要です。
なお、弊社でも過去には、湿気が非常に少ない環境(低湿度環境)で樹脂層がベースから剥離した事例を確認したことがありました。
ただし、この事例で使用されていた樹脂材料は現在は採用しておらず、現在使用している樹脂では同様の現象は確認されていません。
現在の樹脂版で経年劣化やダメージが進行した場合は、全面が剥離するというよりも、細線や小さな点、ベタ部の角などが欠けるような形で現れることが多くなっています。


洗浄方法によって樹脂版の寿命は変わる

樹脂版を長持ちさせるために重要なのが、日頃の洗浄方法です。

版を洗浄する際、使用する溶剤によっては、

  • 細線の欠け
  • 小さな点の欠け
  • ベタ部の角の丸まり
  • コーティングの剥離

などが発生する場合があります。

そのため、「どんな洗浄剤でも同じ」というわけではありません。

一方で、「アルコール系洗浄剤は絶対に使用してはいけない」というわけでもありません。
弊社で確認している範囲では、短時間の汚れ除去や軽い拭き取り用途でアルコール系洗浄剤を使用すること自体は問題ありません。

ただし、樹脂の種類によってはアルコールへの耐性が異なります。
長時間浸漬したり、頻繁にアルコールのみで洗浄を繰り返したりすると、版への影響が大きくなる可能性もあります。

また、有機溶剤を避けたいという理由だけで、すべての洗浄をアルコールへ置き換えることはおすすめできません。
版材に適した洗浄方法を選択し、推奨される方法でメンテナンスを行うことが、樹脂版を長持ちさせるポイントです。

白インキやメタリックインキは摩耗しやすい

使用するインキも樹脂版寿命へ影響します。
白インキやメタリックインキには粒子径の大きい顔料が含まれていることが多く、一般色と比較すると版表面への摩耗がやや大きくなる傾向があります。
もちろん通常使用で大きな問題になるわけではありませんが、長期間使用する場合は、版の摩耗状態も定期的に確認することをおすすめします。

樹脂版を長持ちさせるためのチェックポイント

梅雨時は、次のような点を意識することで、版への負担を減らすことができます。

保管

  • 高温多湿を避ける
  • 急激な温湿度変化を避ける
  • 結露が発生しない環境で保管する
  • 洗浄後は十分に乾燥させる
  • 重ね置きや無理な荷重を避ける

洗浄

  • 版材に適した洗浄剤を使用する
  • 強く擦りすぎない
  • インキ汚れを長時間放置しない
  • アルコール系洗浄剤を使用する場合も、版材への影響を考慮しながら適切に使用する

使用

  • 着脱回数を把握する
  • ピン穴の変形を定期確認する
  • 細線やベタ部のけを確認する
  • 白・メタリックインキ使用時は摩耗状態も確認する


まとめ

樹脂版の寿命は、印刷数だけで決まるものではありません。
版の着脱回数や洗浄方法、保管環境、使用するインキなど、多くの要因が積み重なって寿命へ影響します。
特に梅雨時は、湿気そのものというよりも、高湿度による保管環境の変化や結露、乾燥不足などが版へ影響を及ぼす可能性があります。
また、日頃の洗浄方法も版寿命を左右する重要な要素です。アルコール系洗浄剤は短時間の拭き取りであれば問題ありませんが、
樹脂の種類によって耐性は異なるため、版材に適した洗浄方法を選択することが大切です。

「最近版の持ちが悪くなった」「細線が欠けやすくなった」と感じた場合は、印刷条件だけでなく、保管環境や洗浄方法、版の取り扱いまで含めて見直してみてはいかがでしょうか。

 


 
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Thu, 23 Jul 2026 16:36:32 +0900
<![CDATA[夏の暑さで印刷品質は変わる? 特殊印刷で知っておきたい高温の影響]]> https://tokuabe.com/blog/2026/07/23/158

前回の記事では、梅雨時期に起こりやすい印刷トラブルについてご紹介しました。
梅雨は湿度が高くなることで、インキの乾燥が遅くなったり、結露が発生したりと、「水分」が印刷品質へ大きな影響を与えます。
では、梅雨が明ければ印刷条件は安定するのでしょうか。

実は、そうではありません。
夏になると今度は「高温」という新たな要因が印刷品質に影響し始めます。

弊社にも毎年夏になると、

  • 「午前中は問題なかったのに午後から版残りが増えた」
  • 「昨日までと同じ条件なのに色が安定しない」
  • 「突然欠けや転写不良が出るようになった」

といったご相談をいただくことがあります。

このような現象が起こると、

「版が傷んだのでは?」
「シリコンパッドの寿命では?」
「印刷機の調子が悪いのでは?」

と考えてしまいがちですが、実際には夏の高温によって印刷条件そのものが変化していることが原因の場合も少なくありません。

今回は、夏場に印刷条件が変わってしまう理由についてご紹介します。

目次
1. 梅雨と真夏では、印刷不良の原因が違います
2. 昨日と同じ条件のはずなのに、印刷できないのは何故
3. 明日から確認したい、3つのポイント
4. 真夏は「印刷条件」だけではなく「環境条件」も管理する
5. 次回予告

梅雨と真夏では、印刷不良の原因が違います

梅雨と夏は、どちらも印刷品質に影響を与える季節ですが、その原因は大きく異なります。


梅雨では「水分」が問題になります。
一方、真夏では「温度」によって材料そのものの状態が変化することが、大きな違いです。
つまり、同じ「夏場の印刷トラブル」でも、そのメカニズムは全く異なります。

「昨日と同じ条件」のはずなのに、なぜ印刷できないのでしょうか

特殊印刷では、「印刷機の設定」が品質を決めていると思われがちです。
もちろん、印圧や速度などの設定は重要です。

しかし実際には、それ以上に品質へ影響を与えているものがあります。

それが、

  • インキ
  • シリコンパッド
  • 樹脂版
  • ワーク(印刷対象物)
  • 治具

といった印刷に関わる材料です。

これらには一つ共通点があります。
どれも温度によって性質が変化するということです。
インキは温度によって乾燥の仕方や粘度が変わります。

ワークは保管場所や成形直後かどうかによって温度が異なります。
樹脂や金属も、目には見えないほどわずかですが熱によって膨張します。
つまり、夏になると印刷機は同じでも、印刷に関わる材料の状態は昨日とは違っているのです。


「午前中は良かったのに」が起こる理由

例えば、朝は25℃だった工場内が、午後には35℃近くまで上昇したとします。

印刷機の設定は何も変えていません。

しかし、

  • インキの状態
  • ワークの温度
  • シリコンパッドの状態
  • 版の状態

は、朝とは異なっています。
つまり、「印刷条件」はすでに変わっているのです。

その結果、午前中はきれいに印刷できていたにもかかわらず、
午後になると

  • 版残り
  • 欠け
  • 色ムラ
  • 転写率の低下

といった現象が現れることがあります。

このような場合、印刷機の故障ではなく、周囲の環境変化が原因である可能性も考える必要があります。


 

明日から確認したい、3つのポイント

夏場に印刷条件が安定しないと感じたら、まずは次の3点を確認してみてください。

① インキはいつ調合しましたか?

朝に調合したインキを、そのまま午後まで使用していませんか。
時間の経過とともに溶剤は少しずつ揮発し、インキの状態は変化していきます。
「昨日と同じ配合」でも、「朝と午後」では同じ状態とは限りません。

② ワークの温度は確認していますか?

ワークは、

  • 成形直後
  • 倉庫保管
  • トラック輸送
  • 直射日光

などによって、室温以上に熱くなっていることがあります。

室温だけでなく、ワーク自体の温度も印刷品質へ影響する要因の一つです。

③ 不良が発生した時間を記録していますか?

「午後になると不良が増える」
「30℃を超えると版残りが起こる」
このような傾向が分かるだけでも、不良原因の切り分けは大きく前進します。

印刷条件だけではなく、

  • 工場内温度
  • 発生した時間帯
  • ワーク温度

も一緒に記録しておくことをおすすめします。


 

夏は「印刷条件」だけではなく「環境条件」も管理する季節

夏場の印刷不良は、印刷機だけを調整しても改善しないことがあります。
その理由は、印刷条件だけではなく、印刷環境そのものが変化しているためです。
「昨日と同じ条件なのに印刷できない。」
そんなときは、まず機械を疑う前に、工場内の温度やワークの状態にも目を向けてみてください。
思わぬところに原因が隠れているかもしれません。

次回予告

今回は、夏場になると印刷条件そのものが変化する理由についてご紹介しました。

次回は、その中でも特にお問い合わせの多いパッド印刷においての「版残り」をテーマに、

  • なぜ夏になると版残りが増えるのか
  • インキはどのような状態変化を起こしているのか
  • 現場ではどのような対策が有効なのか

を、パッド印刷の転写メカニズムとあわせて詳しく解説します。


 


 
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Thu, 23 Jul 2026 16:36:24 +0900
<![CDATA[【ブログ】新しくブログ記事を1本UPしました!]]> https://tokuabe.com/blog/2026/06/29/156 新しいブログを公開しました!

パッド印刷はなぜ湿気に弱い?梅雨時に増える転写不良の原因を解説

このたび、新しいブログ記事を公開いたしました。

梅雨時になると、

  • 雨の日だけ転写が悪い
  • 朝だけ印刷が安定しない
  • 版残りや部分欠けが増える

といったご相談をいただくことがあります。

こうした現象は、単に「湿気が多いから」というだけではなく、パッド印刷特有のインキの転写メカニズムが大きく関係しています。

今回の記事では、

  • パッド印刷が「適度な溶剤蒸発」で成立する理由
  • 湿度が転写バランスへ与える影響
  • 梅雨時に発生しやすい代表的な不良(版残り・転写不足・部分欠け・乾燥不安定)
  • 現場で確認したいポイントと具体的な対策

について、図解を交えながら分かりやすく解説しています。

「条件を変えていないのに印刷品質が安定しない」と感じたことがある方は、ぜひご覧ください。
皆さまの印刷品質改善に少しでもお役立ていただければ幸いです。

パッド印刷はなぜ湿気に弱い?梅雨時に増える転写不良の原因を解説

 

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Mon, 29 Jun 2026 10:41:53 +0900