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A-SPECコーティング

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特許出願済! A-SPECコーティング

印刷機の稼働率向上させ安定した印刷品質を継続

A-SPECコーティング

樹脂版の表面に非常に薄膜な特殊コーティング皮膜を形成

・抜き文字、細字、網点部など、凹部のインキ詰まりが画期的に軽減されます。

・版へのインキ堆積が防げるので、安定した印刷品質が継続します。
・印刷途中に版を洗浄するロスが低減するので印刷機の停止時間が短縮できます。印刷機稼働率が向上します。
・版にゴミなど異物が付着しても、版上に長期滞在することがありません。
・印刷終了後の版洗浄作業が飛躍的に軽減します。

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開発の背景

 曲面印刷(ドライオフセット)やレタープレスなど、樹脂版を用いるさまざまな業界でも多品種小ロット化がますます進んできており、さらなる印刷機の生産性向上が求められています。頻繁な版替えや版洗浄などの印刷機の非稼働時間は経費削減の観点からも大きな問題です。
 一方、望まれる印刷品質レベルは高度化の一途をたどっています。安定した印刷品質を継続させることも非常に重要です。また、このところの地球環境保護条例 は脱VOCを示唆しており、版洗浄等に用いる有機溶剤の使用量低減が望まれています。これらの問題は、凸版を用いて印圧を掛けて印刷する方式上、効果的な改善は難しいものとされてきました。
 版面に付着したインキはブランケットへ完全転移せず、一部がそのまま残留してしまいます。インキングローラーから版面にインキが転移する際や、版面からブランケットにインキが転写される際、圧力でインキが版のショルダー部に廻り込み付着してしまうからです。堆積した余分なインキは網点太りや文字太り等が発生させて、印刷品質が損なわれてしまいます。そのため、安定した印刷品質を継続させるためには、定期的に印刷機を停止させて版面の余分な残留分インキを除去する必要がありました。

 

 

ショルダー部インク堆積量

A-SPECコーティングの特徴

 コーティング皮膜が非常に薄膜である事と、コーティング剤の固着に高温での処理を必要としない事です。一般的なコーティング技術は、薄膜のものであっても膜厚が10μm以上あり、印刷版に用いた場合には画像太りが発生してしまうため使用できません。一般的なコーティング剤の固着は高温での加熱処理をしなければなりませんが、樹脂凸版はその様な温度には耐えうることができません。A-SPECコーティングは膜厚が10nmと非常に薄膜です。また、樹脂版の耐熱温度の範囲内で固着が可能なので、版に対するダメージはありません。

樹脂版にA-SPECコーティングを行なうと

印刷機の稼働率が向上します。

・印刷機の立ち上げ時間が早くなり、印刷途中に版を洗浄するロスが低減し連続運転ができます。
・印刷機の停止時間が短縮するので稼働率が向上し、生産性を上げることができます。
・無駄な被印刷物の損失も低減できます。

印刷品質

・印刷開始直後の高い印刷品質が長時間安定します。

版洗浄性の向上

・印刷終了後の版洗浄作業が飛躍的に軽減し、洗浄溶剤使用量も削減できます。

テスト例

従来版(A-SPECコーティング処理なし)

A-SPECコーティング

A-SPECコーティング処理を施した版

A-SPECコーティング

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品質向上と稼働率向上を両立させた超薄膜コーティング!

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従来からの変更点/A-SPEC コーティング3大メリット/A-SPEC コーティング版の取り扱いなど

 

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