特殊製版の技術集団。特殊印刷や二次加工分野に特化がウリの特殊阿部製版所

  • Tokuabe(Thailand)
  • instagram
  • facebook
03-3643-5311
お問い合わせ

UVパッド印刷技術

TOP > 技術紹介 > UVパッド印刷技術

UVインキのパッド印刷が可能になりました

UVパッド印刷サンプル1
UVパッド印刷サンプル2

パッド印刷でUV(紫外線硬化型)インキが難しい理由

 パッド印刷において、紫外線硬化型インキ(UVインキ)の使用は、難しいとされていました。
その理由として、シリコンパッド表面に溶解成分をしみこませることでインキを拾い、溶剤の揮発とパッドに含有するオイル成分の離形性で、被印刷物に転写させることができる溶剤希釈型インキの転写とは異なる点にあります。

 UVインキは、溶剤の揮発が無く、パッド表面にインキが残り易く、印刷数回毎にパッドのクリーニングが必要でした。
また、版上のインキ掻き取りが非常に難しく、版面の非画像部にインキ薄膜が形成されてしまい、転写時に地汚れが発生し易いという問題がありました。

 私たち特殊阿部製版所は、この問題を解決しました。

UV印刷のメリットとデメリット

UVインキは、パッド印刷で主に用いられている溶剤希釈型インキと比較するとさまざまな メリットがあります。

  • 1.硬化後のUV インキは、溶剤希釈型インキと比較して圧倒的に被膜強度がある。
  • 2.揮発性有機化合物(VOC)を含まないものが多くあり、環境にやさしいインキである。
  • 3.UV 照射器は熱乾燥型装置と比べ短時間で済むため、消費電力が比較的少なく省エネルギーで、CO2 排出量の削減ができる。LED-UV照射器だと、さらに削減できる。
  • 4.インキ硬化速度が速いので、生産性が向上する。また、硬化・乾燥中のゴミ付着等のリ スクが軽減する。
  • 5.インキ硬化時、ワークに熱が掛かりにくいので、熱に弱い素材など使用範囲が広い。
  • 6.設備設置面積が小さい。省スペースである。
  • 7.インキ廃棄量が減る。使用量が削減できる
  • 8.溶剤添加などの管理のムダを削減できる。

しかし、デメリットもあります。

  • 1.UV 照射器が必要
  • 2.インキの種類・色・膜厚等によるシビアな硬化条件出しが必要
  • 3.溶剤希釈型インキより接着する材質の範囲が狭い場合がある

パッド印刷でUVインキが使用できる仕組み

パッド印刷でUVインキが使用できるしくみ

 当社新開発のシリコンパッド(UKタイプ)を使用します。 特殊な処理を施した版を使用。印刷機にヒーターユニット を設置して温調してインキ粘度を安定させます。

ドクターブレードはUVインキ専用タイプを使用。

※インキの完全キュア条件は、お客様自身で構築していただくことになります。

UVパッド印刷に関して、詳細資料が電子ブックにてご覧いただけます

溶剤希釈型と比較して圧倒的な被膜強度を誇るUVインキは、パッド印刷方式により更に省エネや生産性の向上に貢献

UVパッド印刷技術 ebook_button.png

パッド印刷におけるUVインキの課題/UV印刷のメリットとデメリット/パッド印刷でUVインキが使用できる仕組み/
印刷テスト例/結果など

 

 

 電子ブックを閲覧するためには、ご登録が必要になります。

「電子ブック登録フォーム」のバナーをクリックしてお進みください。

以前にご登録頂いたお客様は、「電子ブックで見る」をクリック頂ければ閲覧可能です。