パッド印刷において、紫外線硬化型インキ(UVインキ)の使用は、難しいとされていました。
その理由として、シリコンパッド表面に溶解成分をしみこませることでインキを拾い、溶剤の揮発とパッドに含有するオイル成分の離形性で、被印刷物に転写させることができる溶剤希釈型インキの転写とは異なる点にあります。
UVインキは、溶剤の揮発が無く、パッド表面にインキが残り易く、印刷数回毎にパッドのクリーニングが必要でした。
また、版上のインキ掻き取りが非常に難しく、版面の非画像部にインキ薄膜が形成されてしまい、転写時に地汚れが発生し易いという問題がありました。
私たち特殊阿部製版所は、この問題を解決しました。
UVインキは、パッド印刷で主に用いられている溶剤希釈型インキと比較するとさまざまな メリットがあります。
しかし、デメリットもあります。
当社新開発のシリコンパッド(UKタイプ)を使用します。 特殊な処理を施した版を使用。印刷機にヒーターユニット を設置して温調してインキ粘度を安定させます。
ドクターブレードはUVインキ専用タイプを使用。
※インキの完全キュア条件は、お客様自身で構築していただくことになります。
溶剤希釈型と比較して圧倒的な被膜強度を誇るUVインキは、パッド印刷方式により更に省エネや生産性の向上に貢献
パッド印刷におけるUVインキの課題/UV印刷のメリットとデメリット/パッド印刷でUVインキが使用できる仕組み/
印刷テスト例/結果など
電子ブックを閲覧するためには、ご登録が必要になります。
「電子ブック登録フォーム」のバナーをクリックしてお進みください。
以前にご登録頂いたお客様は、「電子ブックで見る」をクリック頂ければ閲覧可能です。