従来のホットスタンプは被印刷物に合わせて形状合わせした刻印(金属・ラバー)を製作しなければなりませんが、AGパッドは曲がって伸びる発熱層を表層部に埋設。1種類のパッド形状でさまざまな被印刷物にホットスタンプができます。
従来のホットスタンプは機械本体から熱板を通じて刻印(金属・ラバー)に熱を供給するためロスが大きく、昇温時間が約30分から1時間程度必要でした。また、形状によっては補助ヒーターをセットするなどの工夫が必要でした。
AGパッドは、ゴムの表層部そのものを直に発熱させるので、昇温時間は約10分から20分程度で設定温度に到達します。使用電力はわずか30ワット程度。従来のホットスタンプと比べて圧倒的に省電力です余熱不要です。
使用電力量はわずか30ワット程度。従来のホットスタンプと比べて圧倒的に省電力です。既存のホットスタンプ機で使用できます。(要専用コントロールユニット)
蒸着やメッキからの代替も可能。コストダウンや環境配慮などのニーズに対応できます。
アップダウン式のホットスタンプ機があれば、専用コントロールユニットを取り付けることで使用できます。
コストダウンや環境配慮などのニーズに対応できます。
旧制御方式の発熱方法は、電流・電圧を一定に保つことで発熱温度を制御していましたが、ホットスタンプ時の加圧により発熱層がダメージを受けると安定した発熱速度が得られなかったため、作業性にバラツキがありました。
電力量を一定に保つ新制御方式に変更しました。
【メリット】
1) 電力量を一定に保つことで、ホットスタンプ時の加圧で発熱層がダメージを受けても安定した発熱速度が得られるようになりました。
2)発熱速度が安定したことで作業効率が約10%向上しました。
3)旧制御方法と比べ、発熱層にかかるダメージが軽減されたことで、パッドの耐久性が約20%向上しました。
◆CEマーク取得
CE規格を導入し、外部環境(特に作業環境)によるノイズ等に対し、安全性を向上させました。
◆海外でのご使用について
AC100VからAC200Vに対応しています。
プラグは、Aタイプが標準です。ご使用する地域(国)に合わせたプラグ交換も可能です。
熱と加圧で箔(ホイル)を転写するホットスタンプ(箔押し)は、技術的にほぼ確立されて新たな改良の余地はないとされていました。一方、デザインの多様化やコストダウンのニーズはますます高まってきています。印刷や加飾に伴う環境への配慮も必要不可欠です。
“特殊製版の技術集団”として、何ができるのか。私たちはこのテーマに向かって試行錯誤を繰り返しました。そうしてでき上がったのが、この“AGパッド”です。
試作サービスを随時行います。お気軽にご相談ください。
「日本弁理士会会長奨励賞」を受賞しました。
平成22年10月29日(金)~31日(土)に開催された「第60回 栃木県発明展覧会」において本「AGパッド」が「転写装置用パッド構造および転写装置用パッドの製造方法(発熱パッド)」として「日本弁理士会会長奨励賞」を受賞しました。