ガラスに印刷する場合、最大のポイントはインキの密着です。
強固なインキ密着強度を得るためには、
・印刷前に、プラズマ処理、コロナ放電処理、イトロ処理などの前処理を行う
・二液型のインキ(硬化剤を混ぜるタイプのインキ)を用いる
・印刷後に、高温でインキを焼き付ける(インキがガラスよりも低い温度で溶けてガラスに溶着する)
などの方法があります。また、塗装を施したガラスに印刷する場合は、上記とは条件が異なります。
ガラスへの印刷は、さまざまな方法があります。被印刷物の材質や形状などのファクターや、印刷したい絵柄、印刷ロットなどをもとに印刷方法を決める必要があります。
被印刷物が平面の場合、印刷方法はシルクスクリーン印刷が主に用いられています。
曲面の場合は、直接印刷する方法は限られます。
円筒形状の場合、シルクスクリーン印刷などが主に用いられています。
印刷したい部分が3次元曲面の場合、パッド印刷が主に用いられています。
ガラスにホットスタンプ(箔押し)する場合、ガラス面に直接箔を転写することはできません。この場合、下地印刷が必要になります。
このように、ガラスへの印刷は、もっとも適切な印刷方法とインキ、前処理・後処理の有無、などを選択することが必要です。
特殊阿部製版所はテスト印刷機を保有しており、さまざまな印刷テストが可能です。
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